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櫻の樹の下には

当然屍体が埋まっていますよ。








馬のような屍体、犬猫のような屍体、そして人間のような屍体、
屍体はみな腐爛して蛆が湧き、堪く臭い。

それでいて水晶のような液をたらたらとたらしている。
桜の根は貪婪な蛸のように、それを抱きかかえ、いそぎんちゃくの食糸のような毛根を聚て、
その液体を吸っている。

何があんな花弁を作り、何があんな蕊しべを作っているのか、
俺は毛根の吸いあげる水晶のような液が、静かな行列を作って、
維管束のなかを夢のようにあがってゆくのが見えるようだ。




この部分がもう本当に大好きです。
普段はミーハーな小説ばっかり読んでるのでこういうのは読まないんですが、この季節になったら
梶井を、そしてその流れでもうひとつ梶井の「Kの昇天」を読みます。

うーん、えろす!!!

地の文でえろいと思ったのは梶井と高村さんだけだ。


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